大阪医療センターへ 女性医師を応援するシステムを視察に

今日は独立行政法人国立病院機構「大阪医療センター」を浜四津代表代行等とともに視察に訪れました。ここは「女性医師の勤務環境改善プロジェクト」を昨秋立ち上げ、女性医師が出産・子育てで離職した後に復帰しやすいシステム作りや、働き続けられる環境整備に取り組んでいます。
まず、同センターの山崎麻美統括診療部長より、プロジェクトの概要について説明がありました。女性医師がやめていく理由は「妊娠出産のための制度がない。育休の制度があっても他の先生に負担がかかり活用できない。子どもを預けるところがないなどの物理的な環境整備の問題」「家族の環境・認識」「女性医師の側の考え方」などがあげられる。こうした課題に対し、就労形態の柔軟化、再就職支援研修コースの設定、育児支援、環境整備(病院内の売店の営業時間を延長し、生鮮食料品などをおいてもらう)などの対応に努めています。
特に近畿ブロック事務所では2年前育児で退職した女性医師を対象に「ママさん医師登録システム」を作り、女性医師を探す医療機関とのマッチングを始めています。
病院内に併設されている「なかよし保育園」も見させて頂きました。元気に砂やどんぐりで遊ぶ子どもたちのいきいきとした表情がとても印象的でした。
小児科医をはじめ医師不足が叫ばれる中、女性医師の離職後の職場復帰は大きな課題です。出産や介護で病院医として10年以上のブランクを経て復帰した医師ともお話してみましたが、こうした社会の財産ともいうべき医師たちの能力を発揮し、貢献していただくためにもきめ細かな施策や土壌作りが必要であることを痛感しました。その意味で大阪医療センターの先進的な取り組みは大変参考になりました。