おばあちゃんたちの葉っぱビジネスを視察に行きました

今日は羽田7時30分発の便で徳島へ。「おばあちゃんたちの葉っぱビジネス」で有名な上勝町へ向かいました。徳島空港から約1時間半車で走り、町役場に到着。笠松和市町長より同町の概要や現在取り組んでいる事業の概略を伺いました。高齢化率48%、町面積の86%が山林という町です。
「葉っぱビジネス」、正式名称は「彩(いろどり)事業」といいますが、この事業の仕掛け人の横石知二代表取締役より事業の歴史を説明して頂きました。昭和61年「この町にある葉っぱを日本料理を演出するつまものとして売り出そう」とひらめき活動を開始。町民には「葉っぱをお金に変えるのは狸くらいだ」とはじめは全く理解が得られなかったが、京都や東京の有名料理屋へ連れて行き葉っぱがビジネスになることを苦労して説得し、4人からスタートしたのだそうです。
平成3年から防災行政無線を使って生産者宅に設置したFAXへ市場情報などが一斉に流れるように整備がなされました。平成17年度総務省の「加入者系光ファイバー網設備事業」により現在は超高速インターネットサービスなどの利用が可能となっています。
実際生産者のお宅を訪問し、出荷する製品(今の季節は柿・もみじ・栗の葉など)や座布団に正座してパソコンに向かっている様子を見せて頂きました。81歳の菖蒲増喜子さんは高齢者向けにマウスを改良した大型トラックボールを動かしてパソコンの画面で市場価格や自分の売り上げなどをチェックしていました。「お体は悪いところはないですか」と聞いてみると「ないですね。忙しくて病院に行く暇もないくらいです」とおっしゃっていました。たしかにお元気そうでいきいきしていらっしゃいました。月に50万円から70万円の収入があるそうです。
事業開始以来19年で累計総売上20億の産業に発展し、マイクロソフト社とも連携し今後更に発展させていく計画があるらしいです。ITが高齢者の家庭に溶け込み、仕事になくてはならないツールとして役立っている現場を自分の目で見ることができとても参考になりました。
この他、ごみを35分別しリサイクル率80%を達成している「ゼロ・ウェストアカデミー」も視察させて頂き、高齢化率の高い中山間地域での活性化への様々な智恵と努力を学ばせて頂きました。